i+h studio
  • HOME
  • PROJECTS
    • 教会建築
      • 加古川バプテスト教会
      • 京都グレースバイブルチャーチ
      • 高砂教会 研修センター
      • 京都シオンの丘キリスト教会
      • 高砂教会 (本館)
      • 同志社大学京田辺キャンパス礼拝堂
    • 福祉施設
      • ぐり~んデイサービス 醍醐
      • みぶ大宮整骨院
    • 住宅
      • 山崎の家
      • 上四条の家
      • 生駒の家
      • NAYA RESIDENCE
    • ランドスケープ・外構
      • JOYJOY広場 [加古川バプテスト教会]
      • 京都シオンの丘キリスト教会 [外構]
    • その他
      • ソールーム seed one style
      • SANDWICH renovation #02-05
    • UNBUILT
  • 事務所について
  • お問い合わせ
  • コラム
  • HOME
  • PROJECTS
    • 教会建築
      • 加古川バプテスト教会
      • 京都グレースバイブルチャーチ
      • 高砂教会 研修センター
      • 京都シオンの丘キリスト教会
      • 高砂教会 (本館)
      • 同志社大学京田辺キャンパス礼拝堂
    • 福祉施設
      • ぐり~んデイサービス 醍醐
      • みぶ大宮整骨院
    • 住宅
      • 山崎の家
      • 上四条の家
      • 生駒の家
      • NAYA RESIDENCE
    • ランドスケープ・外構
      • JOYJOY広場 [加古川バプテスト教会]
      • 京都シオンの丘キリスト教会 [外構]
    • その他
      • ソールーム seed one style
      • SANDWICH renovation #02-05
    • UNBUILT
  • 事務所について
  • お問い合わせ
  • コラム
© ishida+hatanaka studio. 

COLUM:教会建築

設計にあたって考えたこと | 京都シオンの丘キリスト教会

15/11/2017

 
text by Ishida
牧師の人柄、教会の印象
物腰柔らかな笑みを絶やさない牧師の周りに、すごく活発な若い教会員がいて、ワイワイガヤガヤ、ああでもない、こうでもないと、教会の事について語り合っている、そんな第一印象でした。
リーダーシップのあり方はさまざまです。人を活かしながら、意見を聞きながら、それでいてある方向に導いていく、この教会の牧師先生は、そんな方のように思えました。物腰柔らかく、笑みを絶やさず、そしてしっかりと拠り所となる存在になっている、青春学園ドラマじゃないけど、先生の廻りに先生を慕う学生がワイワイ取り巻いているような、そんな印象をこの教会にもちました。
 
建物の概要
この京都シオンの丘キリスト教会は、今までの教会発足の地を離れて、新たな場所で教会活動をされることを決断されて、現在の地に移ってこられました。改修の仕事ではあったけれど、少しユニークだった。というのも、とある、とても大きな宗教施設を買い取ってキリスト教会にするというものであったからです。宗教は異なるが、施設としてみれば、ほとんどそのまま使えました。人が集まるメインスペース、集会兼食堂、厨房、会議室、宿泊施設等、すべてが揃っていました。
 
要望と建築家の思い込み
要望としては、主に礼拝堂と小礼拝(多目的室)の改修、バリアフリー化(主にEVの設置)でした。礼拝堂については、ペンテコステ派であるので、ステージとしての設備(音響システム、照明)の充実を特に望まれましたが、それがちょっとしたカルチャーショックでした。というのも、世の中の建築家がイメージする教会は、静寂な光に満ちた象徴性としての教会ですが、実際に使う側からの教会はもっと実務的な使いやすい機能(この場合は、音楽ステージに近い機能)を求めます。そこには、建築家の思い込みという大きな隔たりがあります。建築家が想う、光だの、静寂だのというのは、正直に言うと、重要だけどそこまで重要じゃない程度なのだと思いました。
そこで私たちの取ったスタンスは、「どちらも大事!」。
礼拝堂は機能重視のコンサートホールではありません、かといって、デザイン重視で使いにくいのも困ります。両立しないかもしれないけど、それを目指すことにしました。
画像
改修前
コスト コントロール
コストのコントロールは難しい、いつだって難しい。
施設の規模が大きかったので、改修する部分としない部分との取捨選択が難しかった。いろいろ試行錯誤した結果、予算金額から考えて、要望を全て満たすのは無理と判断しました。せっかく信頼頂いて依頼して頂いたのにこういう提案をするのは、とても心苦しいです。だからそういう場合は、きちんと代替案又は納得できる理由を提示することが大事と思っています。今回の場合は、小礼拝(多目的室)の改修は断念し、礼拝堂とバリアフリー化に集中することを提案しました。理由はまず、小礼拝(多目的室)は改修しなくても十分使える状態にあったことが大きいです。そのお金を集中的に礼拝堂に使った方が良い結果が得られると説明しました。広く浅くお金を使うより、狭く深くお金を使って礼拝堂の質が確保できることを優先しました。やはり教会の中心は礼拝堂なのだから、そこの質が確保できないのは本末転倒と判断しました。
 
コンセプト「輪になる」
さて、礼拝堂の設計についてですが、「牧師を中心に人が集まる」ということをシンプルに表現しました。
礼拝堂における聖壇と会衆席との関係は様々です。一般的には聖壇に対して平行に会衆席があります。この形式は、伝えることに適していますが、一方向にしか伝わっていないともいえます。一方、聖壇を取り囲むように会衆席がある場合は、聖壇に対する中心性が増し、より一体感がでます。この教会には、後者の中心性があるレイアウトが一番あっていると思いました。牧師が教会員の目線で、輪の中に入って、一緒に、新たな教会を作り上げていく、そんなイメージでした。
画像
もちろん、教会の礼拝堂というのは、一人の牧師の時代だけの為にあるのではなく、もっと普遍性をもつものです。しかし、中心性のあるレイアウトの方が、メッセンジャーと会衆の一体感がより持てるので、ペンテコステ派の礼拝には適していると思いました。そしてなにより、この教会はある意思を持って、この地で新たな出発をすることを選択されたのだから、その出発点を何らかの形で表現してもいいのではないかと思いました。
 
「みんなで「輪」になろう」、そんな思いをこの礼拝堂に込めました。
画像
改修後(改修前と同じアングル)

コメントの受け付けは終了しました。
  • HOME
  • PROJECTS
    • 教会建築
      • 加古川バプテスト教会
      • 京都グレースバイブルチャーチ
      • 高砂教会 研修センター
      • 京都シオンの丘キリスト教会
      • 高砂教会 (本館)
      • 同志社大学京田辺キャンパス礼拝堂
    • 福祉施設
      • ぐり~んデイサービス 醍醐
      • みぶ大宮整骨院
    • 住宅
      • 山崎の家
      • 上四条の家
      • 生駒の家
      • NAYA RESIDENCE
    • ランドスケープ・外構
      • JOYJOY広場 [加古川バプテスト教会]
      • 京都シオンの丘キリスト教会 [外構]
    • その他
      • ソールーム seed one style
      • SANDWICH renovation #02-05
    • UNBUILT
  • 事務所について
  • お問い合わせ
  • コラム